地域づくりへ連携協定

嘉穂無線HDと糸島市

 持続可能なまちづくりに向け、ホームセンター運営のグッデイなどを傘下に持つ嘉穂無線ホールディングス(HD、福岡市博多区中洲中島町)と糸島市は3月26日、地域づくりのための連携協定を結んだ=写真。嘉穂無線HDが地域づくりに特化した協定を締結するのは、糸島市が初めて。

 市は人口減少地域への対策として、空き家の利活用を促進したり、空き家になるのを予防したり、地域コミュニティの活性化や新たな地域の担い手づくりなど、持続可能な地域づくりに取り組んでいる。

 協定の内容は、空き家の利活用促進への協力(専門家による住宅のメンテナンスやリフォーム教室の開催など)▽地域コミュニティの活性化(電子工作教室などを通じ、地域の子ども会活動の支援など)▽地域活動の強化(最新の草刈り機を使った草刈りワークショップなど)-の3分野。

 同日、市役所で行われた協定締結式で月形祐二市長は「高齢化により、地域の草刈りとか、コミュニティを維持することが難しいという声を聞く。御社が持つノウハウで人口減少地域対策だけでなく、地域コミュニティの維持や誰一人取り残さない地域づくりに協力してほしい」と期待した。

 嘉穂無線HDの柳瀬隆志社長は、「糸島市の魅力的なまちづくりに貢献したい」と意気込みを語った。

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