糸島の魅力やドラマの見どころ語る
NHKの連続テレビ小説「おむすび」に出演する主人公、米田結役の橋本環奈さんと、姉役の仲里依紗さん、祖母役の宮崎美子さん、祖父役の松平健さんが4日、糸島市役所で取材会を行い、舞台の一つとなる糸島の魅力やドラマの見どころを語った。
橋本環奈さん ―糸島のまちが大好き―
結の心情には共感することばかり。いつもチャリ(自転車)をこいで、田んぼ道を爆走しているんですが、糸島のまちが大好きで、海も山も畑もすべてが宝物のような場所だと思います。
「糸島のことが好いとう!」というセリフもあって、結にとってずっとこの場所にいたいと思えるくらい、大切な大好きなまちなんだろうなと思い演じています。
私は高校まで福岡で育ったので、古里での撮影は純粋にうれしいです。糸島は幼い時から両親とよく来ていて、懐かしいです。プライベートでも、時間があればよく帰って来ています。商店街で撮影していても、「おかえり」と声を掛けてくれる人もいて、みんな温か。福岡での撮影は、日々幸せだなと感じています。
印象に残っているのは、ウィッグや長い爪をつけて、ギャルのパラパラを踊るイベントの撮影。地元の皆さんがエキストラとして芥屋の海水浴場に集まってくれて、3日間くらいかけて撮りました。
長い爪は不自由で、靴下をスタッフにはかせてもらったりしました。でも「映えだね」って。
最後まで健康で走り抜けられるよう、がんばりたいです。
仲里依紗さん —私もわくわく—
糸島は実の妹から「映えるよ」と聞いていましたが、今回来たのは初めて。自然に触れて、すてきな場所だと感じています。
私は女優をやっていない時がギャルなので、ギャルファッションは私生活の延長。不自由はないです。
令和でも平成のY2K(2000年前後)ファッションが流行っているので、若者にも響くはず。私もわくわくしています。
(母親役の)麻生久美子さんが若いので、自分は子どもなんだと意識して演じています。これから(米田家の)家族でお芝居できるのが楽しみです。
松平健さん —地元の人が温かく協力—
初めて糸島に来ました。海がきれいで、すごくいい感じでした。砂浜でイベント(の撮影)をやって、エキストラの地元の人たちに集まってもらいました。協力していただいた皆さんが笑顔で迎えてくれ、本当にうれしかった。今日も商店街で撮影しましたが、温かい人が多く、すごく撮影がやりやすく、いい雰囲気でした。
本当におじいちゃんは自由奔放で、畑仕事も息子夫婦や孫に任せ、いつも食卓ではビールを飲んで、ホークスを応援している。一つの食卓を囲んでの家族の在り方、幸せを見てもらえるんじゃないかと思います。
宮崎美子さん —古里感伝わるといい—
こんなに大きな孫を2人持つおばあちゃんです。糸島で野菜を作ったり、売ったりして暮らしております。地元の方に手取り足取り教えていただきながら、収穫のシーンなどを撮りました。
桜が一気に咲き、タンポポやレンゲと懐かしい草花がいっぱいで、いい季節ですね。古里感のある糸島の景色が全国の皆さんに伝わるといいなと思います。
家族全員でご飯を食べるシーンがどんなふうになるのか、わくわくして楽しみです。このおじいちゃんがいる明るい家庭ですから、何があっても乗り越えられる家庭じゃないかなと思います。