今秋スタートするNHK連続テレビ小説「おむすび」は、橋本環奈さんが演じる主人公の結が「目には見えない大切なもの(縁・時代・人)」を次々と結んでいくストーリー。前原商店街にある「めぐるラボいとしま」で、月に2回酵素玄米おむすび販売をしている大原祐子さんも、そんな前向きな主人公とイメージが重なる。
「おいしいですよ!」。店内では、大原さんの明るい声が響き渡り活気に満ちる。モットーは「菜食の酵素玄米おむすびを食べて糸島から明るく元気に美しく」。おむすびをおいしく食べてもらい「身近な人から幸せに、そしてその輪を広げていきたい」と大原さんは話す。
「印象的なエピソードはありすぎて一つに絞れない」としばらく考え込んでしまうほど、おむすびを通して、たくさんの出会いがあり、その縁がつながっているという。「みんなに、すてきな笑顔になってほしい」。大原さんの握るおむすびには、こんな思いがこもっている。
(地域特派員・柳詰紘子)
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食と人情のまちとして「おむすび」の舞台の一つとなる糸島。全国に元気と笑顔を届けるドラマを、地域を挙げて応援するとともに、地域の人たちが糸島の豊かな自然や農林水産物、歴史・文化といった魅力をアピールする。