パレードが再開 [井原]
糸島市井原の正善寺と円覚寺、光円寺で13日、3カ寺合同の花まつりがあった。4年間中止されていた子どもたちが白象の像を引く「花まつりパレード」=写真=が開催されたほか、境内でゲームなどもあり、大人から子どもまで100人を超える地域の人でにぎわった。
同まつりは今年で17回目。新型コロナ下で2年間中止され、その後2年は縮小して開催されたため、今回は久々の盛大な催しとなった。
今年の担当会所の正善寺で原田円城住職(66)が子どもたちにも分かりやすく法話を伝え、子どもたちが一人ずつ誕生仏に甘茶をかけた。その後、花まつりの衣装に身を包んだ子どもたちは、白象をかたどった像を引いて正善寺を出発。円覚寺、光円寺の順に練り歩いた。汗ばむ陽気の中、頬を紅潮させながら力を合わせ、曲がり角などでは「曲がるよ!」「当たらないように気を付けて!」と、互いに声を掛けながら懸命に像を引っ張っていた。
パレード後は正善寺に戻り、キッチンカーで提供される食事や、射的、輪投げなどのゲーム、中国の伝統楽器・二胡の演奏などを楽しんだ。原田住職は「お寺に親しみ、仏さまとのご縁づくりのきっかけにしてほしい」と話した。
(地域特派員・廣瀬恵子)