伊都国トレイルラン
糸島市志摩の火山(244メートル)を駆け抜ける「伊都国トレイルランin火山」が7月28日、初めて開かれた。県内外から参加した約250人は、低山ながらもアップダウンを楽しめる約19キロのコースに挑戦した。
火山を中心に糸島の魅力を発信しつつ、コース整備を通して山の保全活動を行い里山の地域課題も解決しようと企画。同大会実行委員会が、九州大学の学生や地元企業・行政区と協力して初開催した。
JA糸島志摩低温倉庫前を発着地とし、午前6時ごろランナーたちはスタート。火山山腹のコースから望める美しい海岸線を眺めたり、沿道で地元の子どもたちから声援を受けたりしながら健脚を競った。走り終えたランナーには、焼きうどんや鯛だし、イノシシのロースト肉などがふるまわれた。
福岡市東区の中島裕子さん(49)は「想像以上にガツンとした山道で、おなかいっぱいトレイルランを楽しめた」、福岡市博多区の平田時正さん(51)は「第1回目からこれだけ山道を切り開いてコースを準備しているのはすごい。走らせてもらえて感謝です」と充実した顔で話していた。