【糸島市】九大ラグビー部が小中生に技術指導

 九州大学ラグビー部は7月27日、福岡市西区の伊都キャンパス総合グラウンドで、伊都ヤングラガーズの小中学生89人を招いて、ラグビークリニックを開催した。ラグビークリニックは、ラグビーの技術指導と交流を行うプログラムで、九大では初の試み。

九大ラグビー部の指導で練習する子どもたち

 プログラムは三部構成で、第一部は伊都ヤングラガーズの通常練習に九大生が交わり、第二部は九大生が練習を指導。第三部は元7人制ラグビー日本代表の築城昌拓さんによる交流企画が行われた。

 子どもたちは人工芝が敷設されたグラウンドで、タックルをタッチに置き換えてプレーするタッチフットや、土のグラウンドではなかなか取り組みにくい下半身強化メニューなど、のびのびと練習した。関晄志(こうし)さん(小6)は「大学生のパスのスピードのレベルがすごくて、貴重な機会だった」、片山航大さん(中2)は「タックルの細かいアドバイスをもらえた。いい思い出になった」とそれぞれの練習を振り返った。九大ラグビー部キャプテンの久保田健大さんは「人工芝のグラウンドを子どもたちに使ってもらえてよかった。複数のチームを呼んで試合もやってみたい」と意気込む。監督の堀内恭彦さんは「伊都に移転して以来、地域貢献をしたかった。これからも続けたいし、九大でラグビーをしたい子が増えることを期待している」と、地域に根ざしたチームづくりに意欲を示した。

(地域特派員・尾崎恭子)

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