スケジュール管理を目的としない手帳
スケジュール管理を目的にせず、自分を整え、知り、かなえるを実現する手帳「ピュアライフダイアリー」の2025年版の予約販売が始まった。
1日3分のふりかえりを書き込むデイリーページや、自分のやりたいことや強みが分かるワーク、定期的に自己理解や心の状態がわかるチェック診断などが盛り込まれている。やるべきことをあげたTO DOリストではなく、ありたい自分を大切にするTO BEリストに日々意識を向けて行動していけるようサポートする内容。
発行は、糸島を拠点とし、コーチングや事業者向けコミュニティの運営などを手がけるfeppiness株式会社で、同社の本橋へいすけさん(42)と井上ゆかりさん(39)が開発。
東京で多忙な日々を送っていた本橋さんは2013年、糸島に移住。ブログで糸島の魅力を発信するとともに、企業や個人へのコーチングやコンサルティングなどに携わってきた。より多くの人の人生の変容につなげたいと21年、カウンセラーの井上さんと同社を立ち上げ、手帳の普及に努めている。毎年改良を重ね、24年版は1万冊を発行した。同市二丈の海辺に住む2人は「思考優位だったが、心がほぐれ直感や感覚を大切にできるようになった。この環境がこの手帳を生み出してくれた」と話す。
発売当初から愛用する会社員の大塚祐子さん(42)は「ぺージを開くと、どんな状態であっても一旦自分を受け止めてくれる場所、という感覚。書くことで自分がどうしたいかに気付け、やれることが着実に増えていっている」と満面の笑み。「自分に向き合い、知ることができる新感覚の手帳。人生のパートナーにしてみては」と話す。
また、作詞作曲もする本橋さんは、手帳のイメージを伝えるミュージックビデオを糸島の海や山を舞台に制作。「ショートドラマ風に仕立てた。暮らしの中にある地元糸島の魅力を再発見してもらえると思う」とほほ笑む。