サンセットライブ実行委 糸島三都110キロウォーク実行委
県の観光振興に長年貢献してきたとして、サンセットライブ実行委員会(林憲治実行委員長)と糸島三都110キロウォーク実行委員会(上野賢太郎実行委員長)が11月27日、県観光功労者として表彰された。両団体の代表者は同日、月形祐二市長を表敬訪問し、受賞を報告した=写真。
音楽イベント「サンセットライブ」は1993年に始まり、夏の終わりを告げるイベントとして30回にわたり開催されてきた。全国の音楽フェスのさきがけとなっただけでなく、ごみ削減や環境保全活動などにも積極的に取り組んできた。
最終回となった今年は約2万人の観客が来場。林実行委員長は「サンセットライブは全国の野外フェスの走りで、ほかにはない手作り感が魅力だった」と振り返り、「充電期間を経て、何かしらの形を次の世代にバトンタッチできたら」と語った。
糸島半島を2周する「糸島三都110キロウォーク」は、2010年の糸島市誕生を機にスタート。6割がリタイアする「日本一過酷なウルトラウォーク」といわれる。参加者たちは糸島の豊かな自然にふれながら歩き、今年はコース途中のエイドで糸島の郷土料理「そうめんちり」のふるまいも復活し、好評だった。
上野実行委員長は「ウォーキングを通じて糸島を好きになってほしいとの思いで続けてきた」といい、「自分の限界に挑戦したいとか、病気を克服したいとか、親子の絆を確かめたいとか、何かしらの理由があって参加されている皆さんを、これからも最大限サポートしていきたい」と話した。
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)