ボーイスカウトが団行事
ボーイスカウト糸島第2団が12月22日、糸島市志摩西貝塚にある森で団行事の「お楽しみ会」を開催した。ビーバー隊とカブ隊の子どもたち約20人と保護者が集まり、自然の中で散策や餅つきなどの活動を楽しんだ。
家族と体験見学に訪れた山﨑汐梨ちゃん(小1)は餅つきに挑戦。「杵(きね)が重かったけど、面白かった」と笑顔を見せ、落ち葉に覆われた斜面を友達と何度も駆け下りて、笑い声を響かせていた。
今回の活動場所は、森の所有者である持永英輔さんが昨年6月、森の有効活用を目的に結成した「いとしまみんなの秘密基地」。結成時の新聞記事が縁となり、同団の野営場としても活用されることになった。ビーバー隊の小河之子隊長は「糸島に拠点となる森があることで、地元の自然や人々と触れ合いながら活動ができる。子どもたちが『自分たちの町を守ろう』という愛着心を育んでくれたら」と語る。
竹や草に覆われていたこの森も、「秘密基地」の結成をきっかけに人が集まり、自然を通じて新たなつながりが生まれつつある。この森が、人々に愛され、未来へと受け継がれていく場所へと進化していくのが楽しみだ。
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)
ママトコラボ取材班 榮 鮎子