朝ドラ「おむすび」のヒロイン結は、どんな時でも“ギャル魂”を胸に、自分らしく生きる姿が描かれている。糸島市の高校生・山田珠里さん（18）もまた、自分らしさを大切にしながら将来の夢に向かって歩んでいる。
山田さんは高校入学後、友人に誘われ書道部に入部。文化祭の書道パフォーマンスでは、仲間とともに袴（はかま）姿でグランドに立ち、音楽に合わせて大きな紙に筆を走らせた。「みんなで一つの作品を作る楽しさを知った」と振り返る。
また、糸島市前原のコミュニティスペース「みんなの」で、高校生として初めてボランティアスタッフを経験。「全く知らない人同士が自然と語り合う、不思議で面白い空間だった」と話し、糸島でさまざまな活動をする人々と出会ったことが刺激になっているという。
小学４年生から中学２年生までフリースクールに通った経験から「教育とは何のためにあるのか」と考えるようになった山田さん。４月からは東京の大学で教育や地方創生について学ぶ予定で「将来は糸島に戻り、地元で活動したい」と夢を語った。
（地域特派員・村上和世）
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