【糸島市】下水道に関心持って

独自マンホールふた登場

 地域活性化に向けた糸島市のオリジナルロゴ「むすぶいとしま」を使った下水道マンホール(直径60センチ)のふたが、同市の丸田池公園東側の歩道近くにお目見えした=写真。市下水道課は「下水道をこれからも安全に、継続して使い続けるためにも、下水道の顔であるマンホールのふたにオリジナルロゴを使用することで、市民の皆さんの下水道への関心を喚起したい」としている。

 同課によると、糸島市の汚水処理人口普及率(人口に占める下水道、集落排水、合併浄化槽などの汚水処理施設の利用割合)は、2023年度末時点で約92%。うち約8割は前原下水管理センター(同市荻浦)などの汚水処理施設で集合処理が行われている。

 市で下水道の使用が始まって34年が経過し、汚水管の長さは445キロにもなっている。市が20年度から汚水管内の劣化状況を調査した結果、管の損傷などはなかったが、市内248カ所のマンホールのふたが交換時期を迎えていることが判明。同課は「計画的にふたの取り換えを行っている」としている。

 「むすぶいとしま」のロゴは、市がロケ地となったNHK連続テレビ小説「おむすび」の放送スタートを契機に、市のPRと活性化を図ることを目的として考案された。糸島の食材を抱える笑顔の人のシルエットをおむすび型に納めたデザインで、糸島新聞で四コマ漫画「東京猫又」を連載中のイラストレーター、にしむらるいさんのデザイン。

「むすぶいとしま」のロゴがデザインされたマンホール

 「むすぶいとしま」のロゴ入りマンホールがある場所は、糸島農業高生がJR筑前前原駅に向かう通学路の途中にあり、人通りも多いことから、同課は「マンホールのふたを活用したPRで、下水道への理解を深めてもらうきっかけとなってほしい」としている。

糸島新聞社ホームページに地域情報満載)

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