30日から「英のれん」
千体以上のひな人形が美しく飾り付けられる「英(はな)のれん・糸島雛(ひな)びより」が30日から4月7日、糸島市二丈福井の白山神社で開催される。
見どころは、神楽殿に設置される幅約7メートルの壮観な11壇飾り。また大正末期から平成にかけたさまざまな顔立ちの人形が、拝殿や参道、階段などそこかしこに飾られ、つるし飾り「さげもん」や羽子板も豪華絢爛(けんらん)に彩る。4月5、6日の夜間はライトアップを行い、参道の灯籠が春のひとときを演出する。

手がけているのは、和服リメイクの店「英のれん」のオーナー、進藤英子さん。押し入れで眠っていたり、民家解体で引き取る人がいなかったりしたひな人形を7年前から譲り受けている。昨年まで同市志摩師吉のギャラリーでひな祭りを行っていたが、今年初めて旧暦の桃の節句に合わせて、神社境内で展示を行う。
進藤さんは「日本の伝統文化であるひな人形が、境内を華やかに彩る様子をぜひ見に来てください」と来場を呼び掛ける。

(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)