福岡市海づり公園

春の陽気と共に、いよいよ本格的な釣りシーズンが到来しようとしている。釣り桟橋が沖合に延びる福岡市西区の福岡市海づり公園では、一年を通して訪れるベテランに交じって、家族連れで釣りを楽しむ姿が目立つようになってきた。
今年の玄界灘の海水温は、対馬暖流の勢いが弱い影響で、例年と比べて上昇のペースが1カ月遅れているとされるが、気温が上がってくるのに伴い、寒い時期を沖合で過ごしていた魚が岸へと寄せてくる時期になってきた。ゴールデンウイーク前には、例年のような釣果が期待できるようになるという。
週に1、2回、同公園で釣りをしている同区の吉武進さん(73)はクロダイを釣り上げて笑みを浮かべた。「柵が施されているので、安全に釣りができる。顔見知りになった人たちと、釣り方の情報交換ができるところもいい」と話していた。
(写真愛好家・大久保義昭)
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)