【糸島市】盛大に高祖神楽を奉納

「岩戸開き」など披露

 糸島市高祖の髙祖神社で4月27日、春大祭があり、550年ほど前に京から伝わったとされる県無形民俗文化財「高祖神楽」が晴れ渡った空の下、奉納された。天の岩戸に引きこもった天照(あまてらす)大神(おおみかみ)の怒りを和らげ、光を取り返そうと、八百万の神が力を尽くす「岩戸開き」など13演目が演じられた。

伝統を感じさせる力強い舞

 高祖神楽保存会の神楽師によって伝統が受け継がれ、災いを持ち込む鬼が出てくる「問答」では、鬼が社殿を参拝し、その後、鬼に頭をなでてもらうと、丈夫に成長するといわれることから、子どもの頭をなでてもらう人たちで大にぎわいとなった。

 小中学生による子ども神楽もあり、両手に笹を手に持ち、四方をはらい清める笹舞など3演目を演じた。また、怡土中央台保育園の園児による稚児舞もみやびやかに舞われた。氏子総代長の春田光義さんは「好天に恵まれて神楽日和だった。盛大に催し無事終了することができ、うれしく思います」と話していた。

かわいらしい舞も披露された

糸島新聞社ホームページに地域情報満載)

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