加布里剣道55周年記念大会
糸島市の加布里剣道スポーツ少年団が4月27日、創立55周年を記念した大会を同市運動公園多目的体育館で開催した。16団体167人が参加し、剣士たちは竹刀を交わし、熱戦を繰り広げた。

同団は1970年、加布里駐在所の警察官が防具を自ら用意して、10人ほどの小学生を指導したのが始まり。現在は小、中学生20人が在籍し、加布里小学校体育館で週3回、2時間程度の稽古に励んでいる。
同団の1期生である山口龍二大会会長は「約半世紀、たくさんの方に支えていただいたことに感謝する」と述べ、選手に向けて「人は負けて学ぶことの方が多い。今日は勇気を出して試合に臨んでほしい」と激励した。
主将の田中颯馬さん(14)は「55年間築き上げてきた歴史に誇りを持ち、何があっても味方でいてくれるチームの仲間を信じて、正々堂々戦うことを誓います」と力強く宣誓した。

会場は竹刀の鋭い音や保護者たちの声援で満ち、「メン」など鮮やかに技が決まると惜しみない拍手が送られた。
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)
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