弥冨農園でフェス
糸島市内に広がるネギ畑には、まん丸のネギ坊主が愛らしく並ぶ季節。糸島市三坂の弥冨農園で4月27日、「第5回糸島Negiフェス」が開催された。畑には県内外から親子連れなど約3千人が詰めかけ、普段目にすることのないネギの花をめでながら、ネギ刈り体験を楽しんだ。

飲食ブースでは、ネギ坊主の天ぷらやネギをたっぷり載せたネギ豚丼などが並び、隣接する田んぼでは泥んこ遊びができるコーナーも設けられ、会場は大いににぎわった。
ネギの収穫体験では、目標の1キロを目指して刈り取り、計量。1キロに近かった人には景品が贈られた。見事ジャスト1キロを達成した一家は豚しゃぶセットを獲得。「今夜はこの豚と刈りたてのネギでネギしゃぶにします」と笑顔を見せた。隣の田んぼでは、「あたり」と書かれた段ボール片を探す宝探しが行われ、大人も子どもも四つんばいになって土と戯れた。

市内から訪れた円山まどかさんは、息子の新泰(あらた)君と3回目の参加。ネギ坊主の束を抱えながら「思いっきり土と触れ合える機会なので、年に一度のこの日を楽しみにしています」と話し、カエルを追いかけて走り回る新泰くんをうれしそうに見守った。
クレープの移動販売を手がける「志摩クレープ」も出店。「ネギの甘さを最大限に引き出せるように」炒めたネギとチキンの照り焼きを包んだ「ネギネギクレープ」を販売。家族連れが、同農園特製の糸島ねぎラー油をかけたクレープに舌鼓を打っていた。
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)