【糸島市】コメンジャーに園児興奮

白鳩保育園 食べ物の大切さを学ぶ

 糸島市高田の白鳩保育園で5月23日、JA糸島青年部が扮(ふん)するヒーロー「コメンジャー」が登場し、園児たちと楽しいひと時を過ごした。コメンジャーが、稲の天敵「カメムシ一味」との迫力あるバトルを繰り広げると、子どもたちからは割れんばかりの声援が響いた。

カメムシ一味をやっつけるコメンジャー

 0歳児から年長児まで144人の園児がホールに集まった。青年部のメンバーが「みんな、コメンジャーは知ってる?」と問いかけると、半分以上の子どもたちが「はーい!」と瞳を輝かせた。そこへ、突如現れたのは、田んぼの米を食い荒らしクズ米にしてしまう「カメムシ一味」。不気味な仮面に泣き出す子もいたが、コメンジャーのリーダー「ヒノヒカリ」が駆け付けると、子どもたちは一心に「がんばれー!」と応援。一時はカメムシの放出する〝におい〟攻撃に苦戦するも、仲間の4人が次々と加勢し、ついにはカメムシ一味を見事に退治。子どもたちはほっとした表情を見せ、会場は拍手と歓声に包まれた。

 同園では、芋畑づくりや、給食の野菜の皮むきなどを通じて、日頃から食育に力を入れる。武内法誓園長は「命を育む食べ物の大切さやお米について、コメンジャーを通じて楽しく学べた。プレゼントしてもらったお米は、園児たちとおにぎりにして大切に味わいたい」と笑顔を見せた。

 青年部副部長の寺山良平さんは、園児たちの様子に目を細めながら「異常気象の影響か、カメムシは年々増えているが、今年もおいしいお米を届けられるよう、日々の農作業をがんばりたい」と力を込めた。

糸島新聞社ホームページに地域情報満載)

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