【糸島市】おけいこ先生の“健康イチバン”―キュウリで熱中症対策―

 博多と言えば「博多祇園山笠」。15日の追い山笠に向け福岡の街が山笠一色になっていますね。山笠の時期に行事参加者が「食べてはいけない食べ物」があることをご存じですか?

 それは「キュウリ」。なぜキュウリを食べてはいけないかというと、切り口が、山笠の祭神・祇園神(スサノオノミコト)のご神紋である木瓜(ぼけ)の花に似ており、口に入れるのは畏れ多いというのが理由だそうです。このように、昔の人は行事と食べ物を関連付けて習慣にしているケースが多く、調べてみるととても面白いですよ。

 さて、キュウリですが、夏に積極的に食べてほしい野菜の一つ。水分が多く、血中の塩分コントロールに関与する「カリウム(ミネラルの一種)」が多く含まれ熱中症対策にもつながります。新鮮なキュウリは「イボ(白い小さなとげ)」を触ると「痛い!」と感じるほど尖っています。食べる前に塩を振ってまな板でゴロゴロ転がす「板ずり」を行うと食べやすくなります。板ずりは子どもでもできる作業なので、新鮮なキュウリを探してお子さんと一緒に「板ずり」やってみてくださいね。

(すごくからだにやさしい食育プロジェクト代表・浦川恵子

おけいこ先生のインスタグラム
 

糸島新聞社ホームページに地域情報満載)

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