以前の記事で「腸内環境を整える」ことの大切さと、そのために「食物繊維」を食べましょう!とお伝えしましたが、「食物繊維=便通を整える、ダイエット」とイメージされる方も多いのではないでしょうか。
実は、食物繊維は腸内環境を整えるだけではなく、血糖値の上昇を抑えたりコレステロール値を下げたりする働きがある事が分かっています。生活習慣病の方が「野菜から食べましょう」と指導されることがありますが、これは「食物繊維を先に食べて糖質や脂質の吸収を穏やかにする」ことが目的です。

食物繊維には不溶性食物繊維と水溶性食物繊維があり、水溶性食物繊維にこれらの働きがあると言われています。海藻などに多く含まれており糸島でもよく見かける「おきゅうと」にも多く含まれています。夏は食欲が減り食物繊維の摂取も減少しがちです。郷土料理「おきゅうと」を食べて、元気に夏を過ごしましょう。
(すごくからだにやさしい食育プロジェクト代表・浦川恵子)
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)