【糸島市】糸島市内13薬局 暑熱避難施設に

クーリングシェルター

 糸島薬剤師会の呼びかけで、糸島市内の13薬局が、地域のクーリングシェルター(暑熱避難施設)として店舗を開放する取り組みを始めた。店内には経口補水液や体を冷やす保冷剤を用意し「どなたでもご利用ください」と呼びかけている。

目印の青いのぼり旗を見たら「お気軽にご利用ください」

 昨年の猛暑を受け、市内では公共施設を中心にクーリングシェルターが普及。薬剤師会も「病院に行く前の段階で薬局にできることを」と考え、加盟する46薬局のうち賛同した13薬局が、7月1日から店舗開放をスタートした。

 同会の細川禎久会長は「『ちょっとふらふらするな』といった軽い症状でも、気軽に立ち寄ってほしい。近隣の医療機関と連携し、重症の熱中症患者への対応体制も整えています」と話す。

 対象店舗には水色ののぼり旗が掲げられ、案内も目立つ場所に掲示。取り組みをきっかけに、店舗前で炎天下の中待ち合わせをしていた人に声をかけ、店内で休んでもらった事例も。

 同市井田の「ゆうりん薬局」の吉永浩明さんは「熱中症予防を周知できるうえ、私たちも改めて対処法などを学び直す機会となった」と話す。

 この取り組みは9月末まで続ける予定。熱中症警戒アラートが出た際は、水色ののぼり旗を目印に、地域の涼み処として薬局を気兼ねなく利用し、熱中症予防に努めたい。

糸島新聞社ホームページに地域情報満載)

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