【糸島市】災害時に備え 防災食を学ぶ

うらの畑

 糸島市志摩桜井の農業体験農園「うらの畑」が7月20日、同地区のイベントスペース「グランマハウス」で防災食ワークショップを行った=写真。野菜ソムリエプロで防災士の貝田輝子さんが講師を務め、参加者35人は災害時の食に役立つ工夫を学んだ。

 ワークショップでは、電気や水が止まるような状況でも調理できる防災食として、サツマイモご飯と根菜の豆乳スープを作った。食材には、常温でも保存できるサツマイモや米、ジャガイモ、豆乳などを使用。ご飯は耐熱性の高いビニール袋に材料を入れ、沸騰した湯に浸けて炊き上げる方法を実演した。

 貝田さんは「避難所生活では野菜が不足しがち。サツマイモは便秘対策にもなり、重宝する食材」と説明。また、日持ちしない野菜は新鮮なうちに調理して冷凍保存しておくことや、節水のため泥の付いていない野菜から順に洗っていくことなど、調理の工夫について解説した。

 参加者からは「お米が甘く感じておいしかった」「多くの人に伝えたい工夫が学べた」といった声が聞かれた。主催した浦美鈴さんは「今後も防災の観点から学べるワークショップを開催していきたい」と話した。

糸島新聞社ホームページに地域情報満載)

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

1917(大正6)年の創刊以来、郷土の皆様とともに歩み続ける地域に密着したニュースを発信しています。

目次