南風コミセンで防災キャンプ
南風小PTA主催の「防災エンジョイ南風キャンプ」(南風校区社協など共催、同校区自主防災会後援)が、同小6年生を対象に7月19、20日、1泊2日の日程で、糸島市の南風コミュニティセンターで開かれた。
市の指定避難所となっている同コミセンに泊まり込みながら避難生活を疑似体験し、防災について学ぶ機会にするのが目的。同小PTAが「6年生の思い出づくりに」と、初めて企画した。
同小PTAの郷原真一キャプテンは「考えて動く、動きながら考える『考動』と、互いの考えを出し合って目標に向う『協力』、この二つを実践して、楽しみながら学んでください」とあいさつ。
市消防本部職員10人を招き、参加した約40人の児童が班に分かれ、消火器の使い方=写真=や竹に毛布をまいた簡易担架の作り方、止血や骨折した人の応急処置、熱中症の人に出会った時の対処法などを学んだ後、各ブースに分かれ、校区の人たちとともに学んだことを実践。夕食は各自持ち寄った米を炊き、缶詰を開ける体験もしながら、サバ缶やトマト缶でトマトサバカレーを作り、校区の人たちと一緒に食べた。夜は肝試しや花火で盛り上がった。

風呂はないため、ボディシートや水のいらないシャンプーを使用。2日目はラジオ体操で元気にスタートすると、朝ごはんには防災食のアルファ米を試食。最後はみんなでコミセンを掃除し、午前10時に解散となり、参加した女子児童は「肝試しはリアルで怖くて楽しかったし、消防隊の方たちの実践訓練もとてもいい経験になったので、万が一の時に生かしたい」と振り返った。
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)