深江コミセン
糸島市内で区長を務める女性3人を迎えた公開講座「女性区長さんとみんなで話そう」(男女共同参画ネットワーク「糸島二丈ひとの輪ネット」主催)が7月26日、糸島市二丈の深江コミュニティセンターで開かれた。市内164行政区のうち女性区長は5人。まだ少ない女性区長の、就任のきっかけや、実際にやってみて感じる楽しさや難しさ、やりがいなどについて率直な意見が交わされた。

登壇したのは南風台6・7丁目の中野実佐緒区長と篠原1の三苫むつ子区長、大浦台の高尾美津江区長。3人とも、民生委員や人権擁護委員、子ども会やPTA活動など、長年地域活動に関わってきた経験を買われ、就任を打診されたという。
「区長の仕事は、行政とのやりとりなどが多くてびっくり!」と口をそろえる3人だが「全部自分で抱え込まず、分からないことはお任せする」「三役や各組織と連携し、役割分担を工夫しながら、できないことは周囲に頼る」と長年培ったネットワークを生かしながら、協力体制を築く。
大変さの中にもやりがいを持って臨む3人の姿に、参加者からは「子どもたちが『ここに住んでいてよかった』と思える地域にしていきたい」「昔ながらの向こう三軒両隣を大事にしようと思った」といった声が上がり、地域住民同士のつながりを見つめ直すきっかけとなった。
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)