【糸島市】小中学生 出店商品考える

ドローンショーの取り組みも

 糸島市の丸田池公園で9月14日に開催する「糸島JC(ジュニアチャレンジ)フェス」(糸島青年会議所主催)。「糸島塾」の小中学生が、自分たちの手で一から祭りをつくり上げようと挑戦している。8月は、祭りの出店で提供する商品決めや試作、糸島初のドローンショーに向けた取り組みを行った。

 出店は計7ブース。各班で商品を考える話し合いでは、「自分がお客なら何を食べたいか」「自分たちだけで作れるか」と議論が飛び交った。

香ばしい香りが漂う焼きトウモロコシ

 池佳歩子さん(11)は糸島の郷土料理「そうめんちり」を提案したが、「調理が難しい」「暑い季節に向かない」として、かき氷に決まった。提案した池さんは「(話し合いに)納得している。絶対に売れるように、これからがんばりたい」と気持ちを切り替え、かき氷づくりに意欲を燃やした。

 商品の試作では、「鯛(たい)めし」班はタイを三枚におろすところから挑戦。スタッフにさばき方を教わりながら「焼いた方が香ばしくておいしそう」と身をあぶり、アラでだしをとって炊き込む本格派だ。

身を焼いたタイと米を炊き込んで作る「鯛めし」

 「フルーツあめ」班の中西幸花さん(11)は、あめづくりに奮闘。初めは煮詰めすぎてシャリシャリになってしまったが、レシピを見直して再挑戦した。「どこで火を止めるか、加減が難しい。祭り当日がちょっとこわい」と笑いつつも、丁寧に砂糖の分量を量り真剣な表情を見せた。

フルーツあめづくりに挑戦

 商品の売り値は、自分たちで材料の原価を計算し、利益が出るように話し合って決定。お店の看板も協力して手作りした。

 また当日に行うドローンショーに向けて、子どもたちはドローンの仕組みを学習。自分たちでトイドローンを製作し、リモコンで操作して特徴を体感した。祭りでは300機のドローンが夜空を舞い、LEDの光で「糸島最高!」「平和」など、塾生たちが伝えたいメッセージや絵を描き出す。

真剣な顔でドローンを製作する塾生
ドローンが完成!

 「糸島JCフェス」は、9月14日(日)午前11時から午後8時開催。夏の締めくくりに、足を運んでみてはいかがだろう。

糸島新聞社ホームページに地域情報満載)

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この記事を書いた人

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