「万博」と題しゲーム体験も
糸島高校の文化祭一般公開が6日、同校で行われた。クラスや部活動、有志による出し物や展示には工夫が凝らされ、卒業生や近隣住民など多くの地域住民が訪れ、会場はにぎわいを見せた。


看護・医療系クラスの生徒が集まる2年7組は、教室を使った「人体迷路」を企画。人間の口から体内に入り、肺などを経由して最後は大腸から外に出るという巨大迷路。途中では「男性の肺の大きさは何リットルでしょう?」といったクイズを通して人体の不思議を学ぶことができる。「大腸の部分を、人が通っても壊れないように作るのが難しかった」と山口京祐さんは笑顔で振り返り、来場者との交流を楽しんだ。
2年2組は「糸高万博」と題し、世界のゲームを体験できる会場を準備。韓国やインド、ロシアなどの珍しい遊びを手作りした。人生ゲーム風の企画では、「ハワイでサメに襲われた!」と頭を抱える男子グループが大はしゃぎ。韓国ドラマ「イカゲーム」に登場する俳優の等身大パネルも設置され、訪れた人たちは人物になりきって記念撮影を楽しんでいた。
校内には地域企業と連携したキッチンカーなど10店舗が並んだ。売り子となった3年生が「今日だけ500円!」と声を張り上げながら販売に励んだ。
文化委員長の東あおいさん(3年)は「今年の文化祭テーマである『煌(きらめき)』の通り、一人一人が主役となり、笑顔あふれるキラキラした空間をつくることができた」と充実した表情を見せた。
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)