祭りを通し学んだことを発表
糸島市の丸田池公園で9月14日に開かれた子ども主体の祭り「糸島ジュニアチャレンジフェス」(糸島青年会議所主催)。2カ月にわたる挑戦の締めくくりとして、「糸島塾」の小中学生49人は同23日、伊都文化会館で閉塾式に臨んだ。
7月に初めて顔を合わせた時は、互いに言葉少なかった子どもたち。この日は、来場者の受付から司会進行まで自分たちの手で担った。保護者や来賓が見守る中、七つの班が順にステージに立ち、祭りを通して学んだことや糸島の魅力と課題を発表した。

「お金の仕組みを学び、商売の大変さを実感した」「糸島の課題はごみを減らすこと。分別やごみ拾いを続けていきたい」。そしてこれまで支えてくれた保護者に向けて「いつも私たちのために働いてくれてありがとう」と素直な感謝を伝えた。

2カ月間を振り返り、春日優志さん(15)は「始めは話し合いをまとめるのが大変だったけど、声かけするうちに次第に班が一つになれた。リーダーシップを学ぶ場になったと思う」と笑顔を見せた。
子どもたちを見守ってきた「まちの未来創造委員会」委員長の中尾高明さんは「子どもたちには可能性しかない。未来の糸島を支えるリーダーとして、どんどんチャレンジする大人になってほしい」とエールを送った。

最後は全員で、糸島塾の「塾訓」を声高らかに唱和した。「一つ、思いやりの心!一つ、挑戦する心!一つ、感謝の心!ありがとうございました‼」

(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)