さいとぴあ美術展
さまざまなアーティストと地域の人々が出会い、つながることを目的とした「さいとぴあ美術展」が福岡市西区の西部地域交流センターさいとぴあで開かれている。福岡都市圏で美術活動をしている人を対象に作品を募り、入選した10点と、招待作家2人の作品を展示している。26日まで。

入選作品は、空間全体を使った現代美術のインスタレーションや油彩画、水彩画、鉛筆画、切絵、陶芸、写真。西区在住の徳永昭夫さんのインスタレーションは2階テラスに植えられた木々に、ポリロープを張り巡らし、その中に麻ひもを使い、向かい合った二つの椅子を表現。一つは、さいとぴあの北にある九州大学、もう一つは南にある古墳を表し、それぞれの時代に生きた命が自由な対話をしているさまをイメージさせる作品となっている。

招待作家は糸島市在住の藤浩志さんと福岡市在住のしばたみなみさん。藤さんは、プラスチックのおもちゃ類で、絶滅したシカの仲間を制作した作品、しばたさんは海や街で出会った廃材を用いたインスタレーションを展示している。入場料無料。
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)