11月9日グランマハウスでガーデンコンサート
木々に囲まれた芝生の庭で音楽を楽しむ「アートなガーデンコンサート」(いと結び主催)が11月9日、糸島市志摩のグランマハウスで開かれる。南米のフォルクローレギタリストや口笛演奏家、久留米工業大学吹奏楽団など、多彩なジャンルのアーティストが集い、秋空の下で野外ライブを繰り広げる。

ボリビアなどで活躍するチャランゴ(アンデス地方の小型ギター)奏者・木下尊惇(あつたか)さんは、南米の大衆音楽フォルクローレを情感豊かに奏でる。プロの口笛奏者・分山(わきやま)貴美子さんは、3オクターブの音域を自在に操り、ウクレレとの弾き吹きを披露。さらに、市内産の間伐材を利用したギターや打楽器カフォンなどを奏でる「森の楽器屋さん」も登場し、会場を温かな音色で包み込む。
会場のグランマハウスは、主催者らと親交のあった画家・故堀本玲子さんの住宅をリノベーションしたもの。25日に多目的レンタルスペースとして新たに生まれ変わり、今回のコンサートはそのオープニングイベントの一つ。会場には、絵画や彫刻が並び、南米の雰囲気を味わえるペルー料理などの飲食ブースも出店する予定。
いと結びの村田陽子さんは「画家・堀本さんの思いと熱意を受け継いだこの場所で、アートと地域、そして世代をつなぐイベントとして開催する。秋の澄んだ空気の中で、民族音楽やさまざまな音色を自然とともに楽しんでほしい」と来場を呼びかけている。
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)
