初自治会
糸島市志摩の初自治会の餅つき会が7日、初公民館で行われ、子ども会の小学生をはじめ大学生や親子連れ、青年団、高齢者など多世代の住民約50人が参加した。暖かく晴れた空の下、ぺったんぺったんと餅をつく音と、「ほい、ほい」と合いの手のかけ声が響いた。

初自治会では毎年12月に餅つき会をしていたがコロナ禍で中断。その間に役員が代替わりし、昨年自治会長になった平野毅史さん(61)をはじめ役員は餅つき会を経験したことがなかった。しかし「子どもたちに餅つきの経験をさせてあげたい」という思いから、昨年5年ぶりに再開した。今年も開催にあたって、餅つきの経験豊かな住民に協力を依頼すると快く応じてもらえ、臼やきねなど用具の手配や当日のかまどの準備が手際よく進んだ。

餅つきが始まると、年配者が子どもたちにきねの握り方や餅つきのコツを教え、つきたての餅は熟練者が手早くちぎって丸めた。「あんこ入りもあるよ」「きな粉餅を食べたい」など参加者の声がにぎやかに飛び交い、温かく柔らかな餅を食べながらの多世代交流の時間となった。餅つきをした磯崎蓮くん(小6)と末藤蒼真くん(小4)は「楽しかった!自分のきねが人の手や相手のきねに当たるんじゃないかとヒヤヒヤしたけれど、来年もまたやりたい」と元気いっぱいに話した。

(地域特派員・尾崎恭子)
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)
