21日
みんなで餅をついてまちのにぎわいを盛り上げよう-。地場企業や商店街が力を合わせて企画した「糸島にぎわい餅つき大会」(同実行委員会主催)が21日、糸島市の前原商店街・名店街エリアで開かれる=写真はチラシ。

会場の一部は歩行者天国となり、来場者が餅つきを体験できるほか、つきたて餅の振る舞いや3回に分けた餅まきも行われる。特別ゲストとして、元福岡ソフトバンクホークスの吉村裕基さん、攝津正さんが登場。野球上達のコツや、野球と餅つきの「意外な関係」など楽しいトークショーも。また会場内では、糸島の特産品やアスリートのサインボール等が当たるスタンプラリーやガラポン抽選会も実施され、年の瀬の商店街が師走の雰囲気に包まれる。

中心となって準備を進めてきたのは、創業78年と地域に根付く総合建設企業のへいせい。「まちを元気にしたい」「地域へ恩返しをしたい」という同社の思いに、多くの地場企業が実行委員会への参画に加え、協賛による支援も行った。商店街の店主たちも、餅の振る舞いや臨時営業などで協力。さらに、同社でインターン中の九州大学の学生3人も、商店街への聞き取り調査や飛び込み営業など、企画段階から全力で携わっている。
3日には、JR筑前前原駅でインターン生によるイベント告知の構内放送の録音が行われた。鹿島敬宏駅長が「駅から歩いて来られる商店街でのイベント。一緒にまちを盛り上げたい」と協力。改札横には、駅利用者がおすすめスポットを書き込める「みんなのイチオシいとしまボード」も設置した。
実行委員長の九後雅治さんは「餅つきは、かけ声や笑い声が自然と起こり、臼を囲んで和気あいあいとした雰囲気の中で人が集まれる場。米粒がみんなの力でひとつの餅になるように、商店街や企業、地域住民がひとつのまちをつくっていけたら。年末の風物詩として根付いてほしい」と思いを語った。
午前10時から午後3時。入場無料。問い合わせは同実行委=092(324)1111。
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)
