12月22日は冬至です。冬至とは、一年で最も日の出から日の入りまでの時間が短く、夜が最も長くなる日です。昔の人は、冬至の日にかぼちゃを食べたり、「ゆず風呂」に入ったりして無病息災を願っていたそうです。今でもその習慣は受け継がれていますが、なぜ、かぼちゃを食べるのでしょうか?

ご存じの方も多いと思いますが、かぼちゃは「夏野菜」。なのに、冬至の日に食べる理由は何でしょうか? かぼちゃは収穫してから2~3カ月ほど置くと甘みが増すと言われています。栄養豊富な野菜が少ない冬に、長期保存が可能なかぼちゃを食べることで、風邪への抵抗力をつけようとした先人の知恵が冬至の習慣となりました。かぼちゃはビタミンが豊富で、風邪予防や免疫力向上に役立ちます。まさしく感染症がはやる冬に食べてほしい食材なのです。みそ汁や煮物、焼き物、スイーツにも使いやすいかぼちゃ。ぜひ冬至の日に食べてみて下さいね。
(すごくからだにやさしい食育プロジェクト代表・浦川恵子)
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)

