3月20日は春分の日。春分の日は、四季の年中行事である春のお彼岸の中日です。太陽が真東から出て真西に沈み、昼夜の長さがほぼ同じになる「春分の日」をはさんだ前後3日を「彼岸」と呼びます。この期間に先祖を供養すると極楽浄土にいけると考えられています。

春のお彼岸に食べる代表的な食べ物は「ぼたもち」。ぼたもちは「牡丹餅」と書き、春の花である牡丹(ぼたん)がその名の由来です。ちなみに秋のお彼岸に食べる「おはぎ」は秋の花である萩が名前の由来だそうです。「ぼたもち」は丸型にこしあん、「おはぎ」は俵型に粒あんと区別されていたようですが、現在では違いが明確ではない場合も増えているそうです。ぼたもちの材料である小豆の赤色は、古来より魔除けの力があり、おもちは五穀豊穣(ほうじょう)を意味するといわれてきました。ぼたもちを栄養面で見ると、糖質、たんぱく質、ビタミン、ミネラル、食物繊維が多く含まれる高栄養食品です。昔の方は、季節の変わり目であるお彼岸に高栄養食品を食べることで体調を整えていたのかもしれませんね。ぼたもちを食べ、春の訪れを感じていただきたいと思います。
(すごくからだにやさしい®食育協会代表・浦川恵子)
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)

