【糸島市】“九大生が聞く!!ビジネス最前線 in糸島”おいしいジビエを食卓に

株式会社tracks㊦  取締役 相内啓靖さん(51)

 このコーナーは、九州大学のインターン生が糸島エリアで事業活動している企業や団体を取り上げ、魅力を紹介しています。工学部4年の川原亮太が前回に続き、ジビエに関わるさまざまな事業を展開している株式会社tracks取締役の相内啓靖さん(51)にお話をうかがいしました。

糸島市二丈深江で営む焼肉・鍋まるや

-どのようなジビエを取り扱っているのですか。

 「時期によって異なりますが、イノシシやシカに加え、取り扱い量が少ないアライグマ、アナグマ、マガモなどもあります」

-どのようにして臭みがなくおいしくなるように精肉しているのですか。

 「さまざまな工夫を重ねていますが、なかでも最も重視しているのは徹底した衛生管理です。国際ジビエ認証に基づいた基準をもとに、施設の清掃や管理などを細部まで徹底しています。また、職人一人ひとりが食品衛生責任者養成講習会を受講し、衛生管理のレベル向上に努めています。こうした積み重ねが、臭みのない高品質でおいしいジビエづくりにつながっています」

-フェスへの出店やジビエ普及イベントを開催されているそうですね。

 「ジビエの魅力は、やはり実際に食べていただかないと伝わらないと感じています。日常生活の中でジビエに触れる機会はまだまだ多くはないため、フェスやイベントへの出店を通して、まずは気軽に口にしていただく場をつくっています。そうした体験をきっかけに『おいしい』『また食べたい』と感じていただくことでジビエの魅力を広めています」

-食べるだけでなく狩猟体験ツアーも行っているそうですね。

 「狩猟体験ツアーでは、ジビエのおいしさだけでなく、普段の生活ではなかなか実感することのない『命の循環』についても感じていただければと考えています。実施は主に狩猟期間である10月から2月にかけて、月に一度のペースで行っています。時期によっては開催できない月もありますが、多くの方にご参加いただいています。世代を問わず幅広い方々からご好評をいただいている取り組みです」


-今後の展望について教えてください。

 「現在は糸島と日田に拠点がありますが、今後は九州全県に展開していくことを目標としています。各地域で体制を整えることで、より広い範囲で農業被害の抑制に貢献していきたいと考えています」

焼肉・鍋まるやで提供されるイノシシ

取材を終えて

 ジビエの精肉に対するこだわりと地域とのつながりを大切にされている姿が印象的でした。

糸島新聞社ホームページに地域情報満載)

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この記事を書いた人

1917(大正6)年の創刊以来、郷土の皆様とともに歩み続ける地域に密着したニュースを発信しています。

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