市多目的体育館で糸島出身選手応援
糸島市出身で、パリ五輪に出場した陸上男子20キロ競歩の古賀友太選手(大塚製薬)とバスケットボール女子の林咲希選手(富士通)にエールを送ろうと、糸島市は1日、市運動公園多目的体育館で、テレビ画面をスクリーンに投影するパブリックビューイングを開き、計約330人が訪れた。
パリ五輪・パラリンピックには、古賀選手と林選手のほか、陸上女子やり投げ・上田百寧選手(ゼンリン)、パラリンピック柔道男子73キロ級・瀬戸勇次郎選手(九星飲料工業)の計4人が出場する。
1日は、午後3時から五輪初出場の古賀選手の競歩決勝が行われ、古賀選手の母校である前原東中の後輩たちのほか、たくさんの市民が観戦。訪れた人たちは縦横約5メートルのスクリーンに映し出された古賀選手の雄姿をじっと見つめながら、声援を送った。
結果、古賀選手は1時間19分50秒で見事8位入賞を果たし、前原東中2年で陸上部の谷口大知(おと)さんは「同じ前原東中出身で、世界で活躍する人がいるのはすごい。最後まで頑張り続けた古賀選手のように自分もなりたい」と語った。
午後6時からは、バスケットボール女子の予選ラウンド、対ドイツ戦がスタート。日本代表のキャプテンとしてチームを引っ張る林選手の活躍を、訪れた大勢の人たちが固唾(かたず)を飲んで見守った。
64対75と試合には敗れたが、バスケチーム・前原クラブに所属する内山りりさん(前原南小4年)は「(自分も)日本代表に選ばれて、五輪に出場したい」、西杏紗さん(前原小5年)は「負けてしまったけど、3ポイントがかっこよかった」、江口実和さん(同)は「最後まであきらめずに頑張る姿がすごかった」、志賀美侑さん(同)は「リバウンドとかフリースローとか、ファールもたくさん取られて、それでもあきらめない姿に感動した」と声を弾ませた。