今秋スタートするNHK連続テレビ小説「おむすび」は「食」がテーマの物語。糸島市前原の馬渡産婦人科、栄養士の山田亜希さんは産後の母親のために1日30品目以上の食材を使い、季節感や見た目にもこだわった献立を立てている。
今年の七夕のメニューはオープンいなり、そうめん、夏野菜のジュレがけ、からあげ、茶わん蒸し、天の川ようかん。一品一品丁寧に盛り付けてあり、食欲がそそられる。山田さんは友達とランチに行ったり、SNSを見たりして料理の盛り付け方など日々研究しているそうだ。
ひな祭りは6種類の手毬(てまり)ずし、こどもの日には兜(かぶと)型の春巻きを作り提供。行事食の日は普段と段取りが違うので、前日から頭でシュミレーションしているという。「患者さんが喜ぶ姿を見ると本当に頑張って良かったと感じる。また食べたいなと思ってもらえるような料理をこれからも作り続けたい」と山田さんは笑顔で語った。
(地域特派員・村上和世)