【糸島市】深江小児童と糸農生コラボ

「そうめんちり」うまか!

 「ダイコン、今まで苦手やったけど、そうめんちりのダイコンはおいしかった」。糸島市二丈の深江小学校3年の武田大夢さんは満面の笑み。3年生児童と糸島農業高校の生徒による「地産地消コラボ食育」の一環で、児童と生徒が一緒に育てた野菜を使った糸島の郷土料理「そうめんちり」作りが16日、同小学校で行われた。湯気の上がるできたてのそうめんちりを囲み、児童と生徒はにぎやかな時間を過ごした。

自分たちが作った野菜がてんこもりのそうめんちりを頬張る児童たち

 コラボは、9月下旬に種まきからスタート。ダイコン、ハクサイ、ブロッコリーなどの担当野菜を決めた七つの班に、高校生が1人ずつ付き、種まきや草取り、収穫までの作業を4回にわたって行った。自分たちで水やりなどをし、汗を流して育てた野菜を、糸島産の「伊都國地鶏」をじっくりと煮出しただしで調理。糸島産麦使用のそうめんにかけて味わった。

 高校生を「先生、先生」と呼びかけすっかり打ち解けた児童たちに、原田こころさん(17)は「作業の仕方など素直に聞いてくれてスムーズだった」と笑顔を向けた。担当班の中平湊さんは「先生は野菜のことはなんでも知ってるね」と感心した様子をみせた。同小3年1組担任の久保彰彦教諭は「高校生のサポートのおかげでここまでできた。好き嫌いのあった子も一口でも食べられて、とてもいい経験になった」と目を細めた。

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