糸島らしいのどかな漁村の風景が広がる糸島市志摩野北。朝ドラ「おむすび」の糸島編の雰囲気を感じ取ることができる。そんな野北エリアの魅力を、高校生の山田珠里さん(18)が紹介する。

山田さんは5歳のときに福岡市内から家族と野北へ移住。幼少期からサーフィンを楽しみ、10年以上にわたり毎月ビーチクリーン活動にも参加してきた。高校生になると「せっかく糸島に住んでいるのだから」と地元を巡るようになったそうだ。
友人と自転車で海沿いを走り、二見ヶ浦や福岡市西区の「ざうお」の海岸などの映えスポットを訪れる中、すぐ近くにある火山で絶景が見られると知り登ってみることに。頂上からは弓なりに広がる幣(にぎ)の浜の海岸線が見え、その美しさに感動したという。夕暮れ時には夕日が空と海を染め、絶景をつくり出す。
「家からも近く、気軽に行ける場所。人が少なく、夕日を眺めながら友人と学校や恋愛、将来などについて語り合う大切な時間を過ごしました」と山田さん。糸島の隠れた名所の一つで、お気に入りの場所だという。
(地域特派員・村上和世)
(糸島新聞社ホームページに地域密着情報満載)