【糸島市】地域住民、大学生ら彩る夏祭り ②

泊2行政区 世代を超えた交流の場に

 糸島市泊2行政区で7月26日、夏祭りが開かれ、公民館を中心に多彩な催しが繰り広げられた。数年前まで途絶えていたこの祭りだが、「地域を盛り上げたい」という思いから、40~50代の有志が実行委員会を立ち上げ、昨年に復活。今年で2回目の開催となった。

お面売り場で接客する絢仁くん(左)と小さなお客さん

 中国の伝統芸能「変面ショー」やカラオケ大会の歌声が響き、焼き鳥や焼きそば、九大生によるタコス、子ども会のポップコーンなどの出店が並び、多くの住民でにぎわい、笑顔があふれた。

 お面売り場を担当したのは東風小3年の中園絢仁くん。大人顔負けの接客で売り場を切り盛り。祭りの事前会議にも参加して意見を伝えたという。父の敬将さんは「地域の人があたたかく見守ってくれるから、のびのびと個性を生かして育っている」と笑顔を見せた。

 今年からはシニアクラブも「勉強と思って」参加。早朝から小豆を炊き、2日がかりで準備したぜんざいは、すっきりとした甘さで飛ぶように売れた。

 実行委員の池野常明さん(44)は「地域を元気にし、移住者を呼び込むきっかけにしたい」と汗をぬぐった。

糸島新聞社ホームページに地域情報満載)

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