井原山
「花の名峰」と呼ばれる脊振山系の井原山(標高982メートル)の中腹で、オオキツネノカミソリが見頃を迎えた=写真。

ヒガンバナ科のオオキツネノカミソリは、オレンジ色の花を咲かせ、カミソリのように細長い葉にちなんで名付けられたとされる。水無登山口から水無林間歩道を30分ほど登ると、登山道の両側一面に花々が咲き、登山客を出迎える。福岡市西区から訪れた藤野八重子さん(84)は「絶景。来たかいがあります」と声を弾ませた。

地元のボランティア団体「糸島市瑞梅寺オオキツネノカミソリを守る会」によると、今年は1週間から10日ほど開花が遅く、見頃は今月上旬までという。近年は花も増えてきていて、同会事務局の後藤義明さんは「花を守りつつ楽しんでほしい」と話していた。
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)