糸島の棚田から上品な甘さお届け
糸島産の赤米を使った米粉カステラがやさしいサクサク感のラスクに-。糸島の恵みを詰め込んだ「糸島赤米ラスク」が7月1日から、同市浦志の「石窯パン工房童夢の森」で販売されている。一口サイズのラスクは素朴な甘さと、ほろりとほどける軽やかな食感で、赤米ならではの風味を引き立てる。

昨年、糸島市商工会女性部と同店を運営する「童夢の国」代表取締役・永田紀美江さんが共同で、地元の赤米を使った米粉カステラを生み出した。米粉特有の性質で賞味期限は4日と短め。「もっと日持ちして、手土産にしやすい商品を」と試行錯誤を重ね、時間をかけてカステラを乾燥させ、ラスクへと仕上げた。ラスクは一つずつ赤い紙でキャンディーのように包まれ、パッケージには赤米の棚田と玄界灘を描いたデザインを採用。賞味期限は常温で約1カ月と大幅に延びた。
「糸島の景色や歴史、そしてやさしい味わいを詰め込んだ。仲間とともに思いを込めて開発した商品。大切に売っていきたい」と永田さん。女性部も販売や宣伝を全面的にサポートし「口どけの良さと上品な甘さが魅力」と太鼓判を押す。

(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)