手話や視覚障がいへの理解深める
—-あごらで開催、小学生参加—-
手話や聴覚障がいについての体験学習などを通して「思いやりの心」を育もうと「ふくし体験スクール」(糸島市社会福祉協議会主催)が7月24、25日、糸島市健康福祉センター「あごら」で開催された。

参加したのは、市内の小学5、6年生23人。初日の24日には、糸島手話の会のサポートのもと、市聴覚障害者協会のメンバーが、日常生活の様子を紹介。その後、ジェスチャーと手話を使ったビンゴゲームを楽しんだ。
「バナナ」は皮をむく仕草で、ジェスチャーと手話がほぼ同じ動き。「サッカー」は足で蹴るジェスチャーに対し、手話では左手で輪を作ってボールに見立て、右手で足を表現し、ボールをはじく動作をする。子どもたちはすぐに動きを真似て、近くの友だちと見せ合いながら笑顔を弾けさせた。
午後からは福岡市西区今津にある福岡視力障害センターに移動し、真っ暗な部屋で視覚障がい者が見ている世界を体験するなどした。
2日目には、九州補助犬協会の活動について学んだ。
参加した児童の1人は「実際に体験して分かったことがたくさんあった。障がいがある人を見かけたら積極的に声をかけようと思う」と笑顔で話した。
この講座は、毎年夏休みに開催。楽しく学びながら福祉への理解を深める機会となっている。
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)