【糸島市】高校生が「政策甲子園」

九州沖縄予選を糸島で開催

—地域などが抱える課題調査し立案—-

 全国の高校生が自らの主張を政策として競う「全国高校生政策甲子園」(日本青年会議所主催)の九州沖縄地区予選が7月26日、糸島市議会議場で開かれた。全国から応募のあった352チームのうち、書類審査を通過した52チームが各地区大会へ進出。その一つ、糸島農業高校は自校で考案した政策を携え、政策演説に挑んだ。

議場で堂々と政策を発表する糸島農業高校の生徒たち

 大会には、テーマ設定部門と自由設定部門に計12チームが出場。高校生たちは、国や地域が抱える課題を調査し、政策を立案。聴衆を前に堂々と演説した。審査員を務めた糸島市議会議員からは質問や指摘が相次いだが、出場者は自らの政策に自信をもって答弁した。

 糸島農業高校は自由設定部門で「繋(つな)がる!広がる!地域と未来を育む『食育道』推進プロジェクト」を発表。「食」「農」「地域」という強みを生かし、学びと実践を結び付け、社会課題の発見から政策提案までを一体化する仕組みを提案した。生徒4人は緊張しながらも、はきはきとした口調でプレゼンした。

 発表後、同校の土生早苗さん(18)は安どの表情を浮かべ「先日、参院選で初めて投票したので、投票率向上の政策を提案したチームの発表が特に興味深かった」と語った。

 審査の結果、デジタル技術を駆使し、市民に分かりやすく構想を伝え、市民参加を促す取り組みを発表した沖縄県の北山高校と、地方創生に若者の力を生かす具体策を提案した大分東明高校が選ばれ、国会議事堂で行われる決勝大会への進出を決めた。

糸島新聞社ホームページに地域情報満載)

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