「並みよろふ雷(いかづち)の峯」-糸島市の糸島高校1年生約350人は10日、同校の校歌に歌われている雷山に登った。
雷山登山は、旧制糸島中学時代から続く伝統行事。厳しい自然の中で心身を鍛えようと、かつては雪中登山が行われていたが、近年は秋の恒例行事となっている。
さわやかな青空の下、生徒たちはクラスごとに雷山観音前バス停を出発。雷山自然歩道をたどり、清賀の滝を経て雷神社上宮を目指した。急な傾斜や道幅の細いところでは、互いに声を掛け合ったり手を差し伸べたりして登山に励んだ。

雷山登山を楽しみにしていたという赤木夏帆さん(16)と内田ゆうかさん(16)は「いろんなクラスメイトと話せて仲良くなれた。山の途中で市内を一望した時『こんなに登ってきたんだな』と達成感があった」と互いにほほ笑みながら話していた。
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