糸島署
ニセ電話詐欺の被害を未然に防いだとして、糸島署は9月25日、同署で感謝状贈呈式を行い、西日本シティ銀行糸島支店の藤田京子さんと、JA糸島前原支店の大塚雅子さんに感謝状を贈った=写真。

2人によると、藤田さんは7月30日、通常50万円の取引限度額を200万円まで引き上げるよう求めた80歳代の男性客に理由を尋ねたところ、男性は「新潟の警察から連絡があって、お金を振り込むように言われた」と説明したため、110番通報した。
大塚さんは8月26日、400万円の出金を申し出た70代後半の男性客が「犯罪に巻き込まれて必要になった」と理由を話したため、上司の西雄矢金融係長に相談し、通報した。
藤田さんは「これからもお客さまの話によく耳を傾け、詐欺に巻き込まれていないか気を配りたい」、大塚さんは「窓口の声かけで詐欺を防げてよかった。これからも日々丁寧に業務に取り組みたい」とほっとした表情を浮かべていた。梶原浩幸署長は「金融機関の窓口の方々は、詐欺を防ぐ最後のとりで」と感謝の言葉を述べながら、「声かけには勇気も必要だとは思うが、ちょっとでも怪しいと思ったらちゅうちょなく110番してほしい。すぐ駆けつけます」と協力を求めていた。
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