南風少年野球が壮行会
プロ野球の福岡ソフトバンクホークスに入団した藤田悠太郎捕手(18)を励まそうと、壮行会(南風少年野球主催)が3日、福岡市西区の山水荘で開かれ、約120人が駆けつけた。
藤田捕手は父和也さんの影響で、南風の第16期生として、小3で入団。小6でソフトバンクのジュニアチームに選ばれ、前原中時代は、硬式野球チーム・糸島ボーイズに所属。福岡大大濠高で捕手に転向すると、強肩や高校通算43本塁打の長打力などが高く評価され、ソフトバンクにドラフト7位で指名された。
式典では、能登半島地震の犠牲者に黙とうをささげた後、来賓の月形祐二市長が「糸島の誇り。子どもたちに夢を与えて」、糸島少年野球連盟の辻智成会長は「連盟から10人目のプロ選手。皆さまのご支援とご協力のたまもの。強い気持ちで頑張って」、南風の古城雅文監督は「プロは厳しい世界。みんなの応援を力に、息の長い選手になって」とエールを送った。
南風の第15期生から在団生までのほか、歴代の指導者や保護者、小学校時代の恩師らが集まり、会場は同窓会のような温かな雰囲気に。
最後に藤田捕手は、コーチOBの松本和也さんからもらった「謙虚という言葉を大切に、一軍の舞台で活躍できるよう頑張ります。応援よろしくお願いします」と決意表明した。