新会社運営 約1年1ヵ月ぶり
糸島市二丈の温泉施設「二丈温泉きららの湯」が12月20日、新たな運営会社の下で約1年1カ月ぶりにリニューアルオープンした。
旧二丈町が2003年に建設したきららの湯は、糸島市が17年、民間企業に無償譲渡。しかしコロナ禍などで経営が悪化したため22年11月から休業し、23年4月に施設を市に返還。
市は同年8月、食品プラントメーカーのフリーザーシステムを再譲渡先に選定。第1期オープンとして、大浴場と露天風呂(東側エリアのみ)、レストランをリフォームし、営業再開にこぎつけた。マッサージは3月ごろ、プールや家族風呂などの第2期オープンは4月、子どもたちが遊べる地下エリアなどの第3期オープンは6月ごろを予定している。
リニューアルオープンに合わせ、同社の松下爾仁社長や月形祐二市長ら5人によるテープカットが行われた=写真。松下社長は「祖父母が近くに住んでいたので、若いころきららの湯に入っていた。皆さんに愛される憩いの場にしたい」と意気込み、休業前は週5回通っていたという同市美咲が丘の井口郁代さん(79)は「温泉の質もいいし、プールを利用できるのもいい。健康のためにも、また利用したい」と喜んでいた。