【糸島市】「上位を目指す」「ガチ勝ちたい」

ヨット競技でインターハイ出場報告

 先月行われた全九州高等学校ヨット競技大会で上位入賞し、全国高等学校総合体育大会(インターハイ)へ出場が決まった高校生2人が6月25日、月形祐二市長を表敬訪問した。

国体出場経験もある月形市長からパワーをもらう高校生

佐賀県唐津市の唐津西高3年の黒田美海(みか)さん(浦志)と同唐津東高校2年の江藤直柔(なおなり)さん(二丈田中)。それぞれに420級という2人乗りの種目で、艇の舵(かじ)を取り、メインの大きな帆を操るスキッパーを担当する。8月12日から和歌山県で行われる大会に向けて、唐津城を望む佐賀県ヨットハーバーで練習に力を入れる。

 九州大会では女子の部で2位と好調だった黒田さんは「ペアと協力してしっかりとコミュニケーションをとり上位を目指す」と力強く語り、江藤さんは「ぎりぎりの11位通過だが、いつも一緒に練習をしている仲間のおかげで2年ながらインハイを経験できる。ガチ勝ちたいっす」と表情を引き締めた。

 競技の魅力について2人は「強風を操るのが楽しい」「見つけた風の力でぐっと船のスピードが出る瞬間が楽しい」と口々に語った。

 高校大学とヨット競技に打ち込んだ月形市長は「自然の脅威を感じながら、自然の力をいかに、うまく利用しスピードに変えていけるかが醍醐味(だいごみ)」と当時の様子を交えながらヨット談議に花を咲かせ、「ブロー(周りと比べ強く吹く風)が見えんやったとかは言い訳。どこかにサインがあるから、大局的視点で臨んで」と後輩たちを激励した。

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