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《糸島新聞連載コラム まち角》
書斎を整理していると、金髪の少年が小さな星の上に立っている表紙絵の本が目に留まった。フランスの作家サン・テグジュペリの「星の王子さま」。家族がしまい込んでいた本を手に取り献辞を読んでみると、子どもだったころのおとなに、ささげる作品だとい... -
昭和の糸島#413
【糸島地区の道路整備 昭和40年8月】 昭和30年代後半から糸島地区でも自動車が急激に普及し、福岡市内と佐賀県唐津を結ぶ国道202号はほぼ全線で舗装工事(一部区間は簡易舗装)が終わったものの、国道以外の県道や町道はまだ未舗装で、交通量が多い... -
【糸島】ドクター古藤の園芸塾Vol.25
知恵者で厄介なウリハムシ トマトやナス、キュウリにカボチャなど苗を植え付けた後、日増しに葉が大きくなったり、背が高くなったり、つるが伸びたりとぐんぐんと生育する野菜を見るだけでも私は野菜から元気をいただきます。 しかし、カボチャの葉に何... -
地域に根差した小さな醸造所オープン
麦畑を望む二丈岳の麓、糸島市二丈上深江に昨年11月、「糸島HELLO BREWERY」がオープンした。「地元で湧き出たおいしい水」で仕込んだビールに、糸島産のあまおうイチゴやカキ殻など特産品を加え、個性あふれる7種類のビールをつくる小さな醸造所だ。 ... -
東京猫又 糸島放浪記 No.209
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ドレッシング日本一
ドレッシング日本一を決める第1回ドレッシング選手権(日本野菜ソムリエ協会主催)で、糸島正キ(糸島市南風台)の「糸島野菜を食べる生ドレッシングあまおう」が最高金賞、同赤玉葱(たまねぎ)ジンジャーが地域の味ベスト賞に輝き4月27日、同社の正木... -
福井神楽を奉納
糸島市二丈の福井白山神社で14日、福井神楽(市指定無形民俗文化財)が奉納された。昭和48(1973)年に福井神楽保存会が結成され、今年で50年。新緑のなか、同神社の拝殿で24幕の神話絵巻が繰り広げられ、訪れたたくさんの人たちが見入っていた。 大漁... -
地域洗剤を糸島から ~1000年先に思い込め製造~
【1000年先に思い込め製造】 「伊都の国洗剤hinata」。ガラスの容器に詰めた明るい黄色の液体洗剤はふたを開けると、ヒノキのすがすがしい香りがする。福岡市西区今宿の合同会社ひなた製作所の園田克彦さん、みどりさん夫妻は、糸島のスギやヒノキのおが... -
いとしま伝説の時代
玄界灘のともしびの山 むかし-かつて大陸の王朝の優れた制度や技術を学ぶため、遣唐使船などが盛んに海を渡っていた頃のお話です。その航路上、避けて通れぬ玄界灘は、波の荒い海の難所として知られておりました。 ある時、ある使節の船が、風待ちの港... -
昭和の糸島#412
【昭和タクシー前原営業所 昭和39年5月】 昭和タクシーの前原営業所が国道202号西町交差点角(現在のホテルニューガイア糸島の場所)に完成した。 当時は糸島各地で道路整備が進み、自動車も徐々に増え始めていたのに加え、全国的に10月に開催さ... -
【糸島】ドクター古藤の園芸塾Vol.24
柿の実の病中害対策 新緑が鮮やかなこの時期は、いろんな植物の生育旺盛な時期でもあり、野菜や草花、果樹などの育て方や病虫害対策などのご相談が多く寄せられます。 その中で、5月になると毎年話題となるのが柿のお話。秋に収穫が楽しめる身近な果物... -
《糸島新聞連載コラム まち角》
外国クルーズ船の寄港が九州各地の港で再開した。博多どんたくが開幕した3日、博多港に大型船が停泊しているのを見かけ、せっかくなら、より非日常を楽しんでみようと、港内を巡る遊覧船に乗り込んで見物した。海上から見る白い船体は優美で、ラグジュアリ... -
【糸島市】伊藤野枝と糸島❷ 女性解放運動家 没後100年
級友が語る高等小時代 伊藤野枝の故郷、今宿の海岸。美しい砂浜が続いている 女性解放運動家で文筆家の伊藤野枝には多くの著作がありますが、その中で糸島郡今宿村(現福岡市西区)や故郷の海を題材に書いた作品があります。詩「東の渚(なぎさ)」や、... -
東京猫又 糸島放浪記 No.208
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ママライターの『糸島で見ぃつけた!』 —愛されて半世紀「伊都の鏡」—
古代とのつながり感じて 「大六先生ゆかりのものは全て遺(のこ)したいんです」。そう話すのは、原田大六記念館館長・月潭(げったん)眞龍さん(51)。月潭さんは、平原遺跡を発掘し、出土した内行花文八葉鏡(国宝)を修復した、糸島生まれの在野の考...