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待機児童解消の一助に 「企業主導型保育園」2園開設 糸 島 市

2018.09.27

園を運営する医療法人職員の子どもや提携 医療機関が優先入園できる「ひまり保育園」

10月開園の「あっぷる保育園」をPRする徳永晋市郎園長

 子育て世代を含む転入者が増え、今年4月1日時点で待機児童が13人いた糸島市で、同市初の「企業主導型保育施設」が今月3日に開設された。10月には別の施設が開園する。

 

 「企業主導型保育」は、育児と仕事の両立を促そうと、2016年4月から内閣府主導で始まった事業。企業単独あるいは複数の企業が共同で保育所を新設し、従業員の子どもたちを預かるなどして内閣府に認定されれば、認可施設並みの助成金が受けられる。保護者が働きやすいよう、柔軟なサービスを提供するのも売り。

 糸島市内で渡辺整形外科病院などを運営する医療法人恵真会(同市志登)は今月3日、前原中央に「ひまり保育園」(対象0~2歳児、定員12人)を開設。同会の事務職など2人が子どもを預けて働き、12月までに看護師などの子ども2人の入園が決まっている。

 同会の平田光之統括本部長は「職場復帰支援など、うちのスタッフの働きやすい環境づくりを考えた。お子さんを園に預けている調理師の女性は、優先的に入園できると知ってうちに応募してきた」と話し、人材確保にもメリットがあると説明。近隣の30ほどの医療機関とも提携が進み、今後は医療や介護などの施設で働く保護者からの入園希望が増えるとみている。

 10月15日にオープンする「あっぷる保育園」(0~5歳児、41人)=同市神在=も企業主導型。運営主体は、石材商品の企画・施工などを手掛ける朝倉市の会社。開園時間は午前7時から午後8時まで。徳永晋市郎園長は「糸島から福岡市内へ通勤する保護者に配慮した。日曜祝日の保育、病児保育も準備中」と話す。

 同園とは、冷凍ケーキ製造の五洋食品産業(糸島市多久)など3社が、既に提携している。

 企業主導型保育園の開設について、同市子ども課の小嶋智嗣課長は「保育の受け皿になり待機児童解消に向けた一助にはなり、ありがたい。けれども根本的な解決策ではない」と話し、保育園入園を待つ子どもが増加傾向にあることに危機感を示した。

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