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予約制バスの実証実験も よかまちみらいプロジェクト

2020.10.9

プロジェクトに参加する企業や団体、自治体の代表ら

 昭和グループ(金子直幹代表)が中心となり、糸島半島を舞台に予約制の乗り合いバス「オンデマンドバス」などの実証実験を行う「よかまちみらいプロジェクト」の記者会見が5日、福岡市内で開かれた。金子代表は、会見で「糸島半島は観光地として魅力的だが、一方でさまざまな交通課題を抱えている。多くの仲間と一緒に、地域の活性化に尽力したい」と意気込みを語った。

 同プロジェクトを進めるため、北部九州でバス・タクシー事業やトヨタ車両販売・レンタリース事業などを展開する昭和グループとNTTドコモなど計41社が「よかまちみらいプロジェクト コンソーシアム(共同事業体)」を結成。糸島市など14団体は「プロジェクトパートナー」として連携・支援を行う。

 今後、展開を予定するのは、利用者がスマートフォンや電話で予約するオンデマンドバス(来年3月~無償実証、同年5月~有償実証、同年10月~本格運行)▽2人乗り超小型電気自動(EV)車によるカーシェア(来年2月~無償実証、同年7月~有償実証)▽トヨタレンタリース福岡伊都店と同前原店での電動レンタサイクル「よかチャリ(仮)」―など5つのサービス。

 オンデマンドバスは、既存の市コミュニティバスとは別に、昭和自動車が三雲・曽根の両地区と市街地を結ぶ。8人乗りの普通車で、事前予約によってバス停とバス停をピンポイントにつなぎ、バス停も追加や変更が可能。運行時間は平日午前9時から午後4時で、バス停は約100カ所。有償後の利用料金は、1乗車当たり200円。

 会見では、「バスの便数やバス停が少なく不便」などの地域住民の声がある一方、現在のコミュニティバスは、バス利用者の減少が収益の悪化、バスの便数減につながっており、また大型二種免許を持つドライバーも不足しているといい、「オンデマンドバスは、一つの解決の手段として導入することにした」と説明があった。

 また、糸島市観光協会などと連携し、同コンソーシアム観光分科会を立ち上げ、糸島半島の魅力度アップによる観光振興や、高齢者向けのセミナー開催による交通安全、防災・減災、地域振興などのサービスの提供も検討中。糸島半島で培ったノウハウを生かし、将来的には福岡、佐賀、長崎でのサービス展開も視野に入れている。

 会見に出席した糸島市の月形祐二市長は「糸島は高齢化が進むこれからの日本の縮図。糸島の地域課題を解決することで、どこに住んでも安全安心が得られる、新しい日本のモデルづくりに貢献できると思う」と期待していた。

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